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JR吉祥寺駅のイルミネーション2016「ださい」を考察
吉祥寺イルミネーション・アンケート
- 吉祥寺:とてもよい 7%/悪い 34%/とても悪い 32%
- 三 鷹:とてもよい 16%/悪い 10%・/とても悪い 16%
- 武蔵境:とてもよい 22%/悪い 28%/とても悪い 09%
確かに数字的に、悪い・とても悪いで66%。
数字的に興味深いのが、武蔵境。良い 38%/悪い 28%。好き嫌いが分かれている。
三鷹は、おおむね普通から良い。
吉祥寺イルミネーションのどこがダサい?
みな抽象的な表現や感想で具体的なことは言っていない。そこで、デザイナーの私が具体的に書いてみます。
(好き嫌いがあるから、文句を言わないでくださいね)
まず、シンメトリーで動きがないので、静的なイメージである。三鷹や武蔵境は、木々をうまく使っていて、様々な動きがある。
その中にアーチがあり、動物もいたりしてメルヘンチックで夢を感じる。
駅のメイン飾りと周りの飾りに一体感がないので、夢やメルヘンが思い浮かべられない。
なので、基本的なコンセプトがないのではないだろうか?
イルミネーションの起源は?
宗教改革のあのルター(ただの木こりとも)が、森の中で星空を見上げ、その美しさを子供達に伝えたいと、モミの木にロウソクを飾ったのが起源だそうです。
しかし、木にロウソクは、燃えそうで危ないですよね。そこで、電球を発明したエジソンが電飾にしたのだそうです。
クリスマス・ツリーの規模が大きくなったのがイルミネーションなんですね。その始まりは、「子供達にあの美しい星空の感動を!」が起源なんです。
イルミネーションは感動させることが目的
そこで、もう一度吉祥寺のイルミネーションを見てみましょう。どんな用途、目的、理由をつけても、「感動」がないのです。
だから、吉祥寺イルミネーションは、根本的に間違っています。
どんな美しさを子供達に見せ、「感動」してもらいたいのか、そこから、関係者は始めたらどうでしょうか。
東京ドイツ村