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井の頭公園の正式名称は、井の頭恩賜公園

夏の井の頭池

「井の頭」は、飲料水になる井戸の頭(源:みなもと)、湧水地ということです。ですので、日本中にたくさんの「井の頭」の名前があります。

「恩賜」は「おんし」と読みます。「恩賜」とは「下賜(かし)」で、身分の高い人から身分の低い人にくださることを意味します。恩賜公園には、ほかに上野恩賜公園(台東区)、猿江恩賜公園(江東区)、有栖川宮記念公園(港区)、恩賜箱根公園(神奈川県箱根町)があります。

井の頭恩賜公園は、第二次世界大戦前に宮内省が御料地(皇室財産)として所有していた土地が恩賜され、整備された公園です。樹齢80年といわれるスギの大木15,000本が伐採されました。

1917年(大正6年)5月1日、開園。
総面積は、約430,000㎡。中心の井の頭池は、その10分の1約43,000㎡の広さがあります。三宝寺池(石神井公園)・善福寺池とともに、武蔵野三大湧水池として知られています。

井の頭恩賜公園には、動物園と彫刻の森をあわせた「井の頭自然文化園」、「三鷹市立美術館(ジブリ美術館)」もあります。井の頭池のほとりには、アートマーケッツと呼ばれる路上アーティストが、土日・祝日には出展し、公園を訪れる人々の関心をよんでいます。毎年、音楽や発表会など季節ごとのイベントもたくさん開かれています。

四季おりおりの景色もゆたかです。とくに春の桜は「日本さくら名所100選」に選ばれています。池の水面に映った夜桜は、なんとも幽幻な世界で人々の目を楽しませています。

2017年5月1日(月)〜7日(日)、野外ステージ広場で「井の頭恩賜公園 100歳 記念ウィーク」イベントが大々的に行われました。たくさんの人々が集まりました。私も最終日に参加しました。公園の歌姫・あさみちゆきさんのライブの歌声には圧倒されました。

この〈公園豆知識99〉は、井の頭恩賜公園 100歳 記念ウィークでいただいた本「井の頭恩賜公園学」(公益財団法人 東京都公園協会)を参考にさせていただいています。理解・調査に間違いなどあれば、メールにてご連絡してただければありがたいです。よろしく、お願いいたします。

井の頭恩賜公園は、東京都西部公園緑地事務所が管理しています。

井の頭恩賜公園学